社会人として多くの人達と関わっていると、少なからず互いの人間関係に上下関係をつけようとする人に出会います。人間がマウンティングを行なう原因は多様に存在していますが、どのようなタイプの人がこうした事をしてくるのでしょう。一般的にまずプライドが高く、他人との競争意識が強い人はマウンティングを行ないます。学歴や年収だけでなく、社会的に手堅い仕事に就いている人は他人に「負けたくない」という意識から、人を見下す事で上下関係をつけようとするのです。こうした人は自分より立場が高い人にも多く見られる現象であり、人間関係でイニシアチブをとるためにも行なってきます。そのため、このタイプに対してへりくだるのは逆効果ですから、できるだけ無視するようにしましょう。
逆に自分に自信がないためマウンティングを行なってくる人も存在しています。特に学歴や経歴で挫折しているだけでなく、あまり人から認められてこなかった人は、自分に対してネガティブであり、それだけ他人から見下される事を恐れています。従って自ら自分の「成功」を語った場合、相手は恐れや焦りを感じて見下すような発言をしてくるのです。そのような人には「目には目を」で返すのではなく、逆に相手を立てる事によって落ち度に気付いてもらえますので安心しましょう。特に友達であれば、日常的に自分が相手に肯定的な態度を示せば無意味な優劣をつけようとする事はなくなるでしょう。逆に相手を立ててもそうした態度が直らない場合、付き合い辛い相手には距離を置く事が大切です。